「逃げ場なし」 No Refuge Could Save アイザック・アシモフ
『ユニオン・クラブ綺談』アイザック・アシモフ 創元推理文庫 所収
短い小説ながら、しっかりとしたパターンで作られたシリーズになっていると思う。この話はアメリカ国民でないと面白さ半減であろうが悪くない。
『ユニオン・クラブ綺談』アイザック・アシモフ 創元推理文庫
- 作者: アイザックアシモフ,池央耿
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1989/07/21
- メディア: 文庫
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"The Union Club Mysteries" Isaac Asimov
- まえがき
- 「逃げ場なし」 No Refuge Could Save ☆☆☆
- 「電話番号」 The Telephone Number ☆☆☆☆
- 「物言わぬ男たち」 The Men Who Wouldn't Talk
- 「狙撃」 A Clear Shot
- 「艶福家」 Irresistable to Women
- 「架空の人物」 He Wasn't There
- 「一筋の糸」 The Thin Line
- 「殺しのメロディー」 Mystery Tune
- 「宝さがし」 Hide and Seek
- 「ギフト」 Gift
- 「高温 低温」 Hot or Cold
- 「十三ページ」 The Thirteenth Page
- 「1から999まで」 1 to 999
- 「十二歳」 Twelve Years Old
- 「知能テスト」 Testing, Testing!
- 「アプルビーの漫談」 The Appleby Story
- 「ドルとセント」 Dollars and Cents
- 「友好国 同盟国」 Friends and Allies
- 「どっちがどっち?」 Which is Which?
- 「十二宮」 The Sign
- 「キツネ狩り」 Catching the Fox
- 「組み合わせ錠」 Getting the Combination
- 「図書館の本」 The Library Book
- 「三つのゴブレット」 The Three Goblets
- 「どう書きますか?」 Spell It!
- 「二人の女」 Two Women
- 「信号発信」 Sending a Signal
- 「音痴だけれど」 The Favorite Piece
- 「半分幽霊」 Half a Ghost
- 「ダラスのアリス」 There Was a Young Lady
- あとがき
P[340]
内容
ユニオン・クラブの談話室で三人のメンバーが雑談に花を咲かせていると、傍らで微睡んでいたグリズウォルドがやおら目を覚まし、奇想天外な挿話を語りだす。優れた洞察力で事の真相を見抜いたという自慢話に終始するのだが、聞いている三人には皆目見当がつかない。さて、賢明なる読者は如何?アシモフが満を持して読者に挑戦する30の難問奇問。30編のミニ・ミステリ。
『押川春浪回想譚 ふしぎ文学館』横田順彌 出版芸術社
- 作者: 横田順彌
- 出版社/メーカー: 出版芸術社
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: 単行本
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- 遊神女
- 幽霊船
- 恐怖病
- 木偶人
- 来訪者
- 星月夜
- 曲馬団
- 大喝采
- 飛胡蝶
- 蝉時雨
- 落葉舞
- 花菖蒲
- あとがき
- 著作リスト
内容(「BOOK」データベースより)
消えた幽霊船フレア号。火星人類との交信。人造人間の怪―。科学もまだまだ発展途上、世の中は不思議な事ばかり…。今日もまた、春浪邸で開かれる空想科学小説家達の座談会。次は一体どんな奇妙奇天烈な話が飛び出すのか?ミルクホール、活動弁士、マクワウリ、平野水等々、明治研究の第一人者でもある著者ならではの、精緻な風俗描写が冴え渡る連作SFシリーズ最新作。
「心あたたまる記事」A Good Little Feature
M・C・ブラックマン M. C. Blackman
『世界ショートショート傑作選1』 編:各務三郎 講談社文庫 所収
残酷な話。記者が無責任すぎ。
「危険な曲り角」Around Any Turn
ジム・ボズワース Jim Bosworth
『世界ショートショート傑作選1』 編:各務三郎 講談社文庫 所収
オチは予想が付きやすいが、アイディアはまあまあ。だけど、締め方が弱いかな。
「死刑囚監房」Peter Fereney's Death Cell
W・P・マッギヴァーン W. P. McGivern
『世界ショートショート傑作選1』 編:各務三郎 講談社文庫 所収
面白いのだが、シニカルすぎる。素直すぎてシニカルって。