「万華鏡」"Kaleidoscope" レイ・ブラッドベリ

訳：安野玲
『20世紀SF　1　1940年代　星ねずみ』編：中村融＆山岸真　河出文庫　所収
ブレッドベリらしい素晴らしい作品。ダークでロマンティックなSFの妙。
流星群とともに宇宙を旅することになったストーンのエピソードを読んで、ジョン・カーペンター監督、ダン・オバノン脚本の大傑作映画『ダーク・スター』を思い出した。最後に地球に落ちて行くホリスのエピソードはアニメ版『プラネテス』の第一話「大気の外で」を思い出す。後のクリエーターたちに大きな影響を与えたんだなと思う。
この話しも新訳です。ラストシーンだけ古本屋でサンリオSF文庫版の訳を読んだのですが、格段にこちらの訳の方がいいですね。