2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「ダブリン事件」 Dublin Mystery バロネス・オルツイ

『世界短編傑作集1』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 小学校のころから名前だけは知っているが読んだことの無かった、「隅の老人」。解決もシンプルに決まっていて、出来がいいミステリ。 「隅の老人」と言えば昔読んだ、本で安楽椅子探偵と紹介されていた…

「医師とその妻と時計」 The Doctor, His Wife, and the Clock アンナ・カサリン・グリーン

『世界短編傑作集1』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 盲目の医師と美しい妻の悲しい愛の物語なのですが、何せ無駄に長い感じがしてしまう。

「レントン館盗難事件」 The Lenton Croft Robberies アーサー・モリスン

『世界短編傑作集1』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 無理目の犯罪をなかなかしっかりとまとめてあると思う。

「安全マッチ」 The Swedish Match アントン・チェーホフ

『世界短編傑作集1』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 いわゆる探偵小説のパロディのような作品。当時のロシアの社会がどのような感じかわからないので、状況がつかみにくかった。

「人を呪わば」 The Biter Bit ウィルキー・コリンズ

『世界短編傑作集1』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 あり得ないほど間抜けなくせにプライドだけは異様に高い刑事。彼が捜査している盗難事件のトンチンカンな報告書から、事件の真相を読み取る警部の話し。コミカルな古典と言う感じだった。

『世界短編傑作集1』 編:江戸川乱歩 創元推理文庫

世界短編傑作集 1 (創元推理文庫 100-1)作者: ウイルキー・コリンズ,江戸川乱歩出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1960/07/24メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 26回この商品を含むブログ (15件) を見るミステリ小説アンソロジー "Great Short Stories of…

「笑う肉屋」 The Laughing Butcher フレドリック・ブラウン

『まっ白な嘘』フレドリック・ブラウン 創元推理文庫 所収 トリック云々ではなく、不気味な肉屋の存在感とそれを取り巻く雰囲気の作り方がすばらしい。リンチというアメリカの暗部を扱った邪悪な話しと言う感じもするが。

『まっ白な嘘』フレドリック・ブラウン 創元推理文庫

まっ白な嘘 (創元推理文庫)作者: フレドリック・ブラウン,中村保男出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1962/05/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (33件) を見るミステリ小説短篇集 "Mostly Murder" Fredric William Brown 「笑…