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訳:中西秀男 ちょっとしたネタの小品だけど、それにうまく家で飼われている猫と鳥を絡めて書いているところがミソ。
『押川春浪回想譚』横田順彌 出版芸術社 所収 幽霊話なのに因果関係とかはっきりさせすぎて怖さを感じさせない話になってしまったかな。ベタすぎて不思議さもいまいち。
M・C・ブラックマン M. C. Blackman 『世界ショートショート傑作選1』 編:各務三郎 講談社文庫 所収 残酷な話。記者が無責任すぎ。
ジム・ボズワース Jim Bosworth 『世界ショートショート傑作選1』 編:各務三郎 講談社文庫 所収 オチは予想が付きやすいが、アイディアはまあまあ。だけど、締め方が弱いかな。
『世界短編傑作集3』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 そもそも、フタの無い(開けっ放しの)濾過器というのが今では想像しにくい。動機も殺さなくてはならないほどではないのでは?
『世界短編傑作集3』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 最初の推理に厳密さが無さ過ぎ、犯人も複数同じ方法で殺して、事件性を疑われたらすぐに足がついてしまう。でも、まあまあ良かったかも。
『世界短編傑作集2』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 無理があり過ぎでは、「窓のふくろう」というタイトルもあまり生かされてない。
『世界短編傑作集2』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 極めて簡潔に書かれているが、状況を穴の無いようにしっかりと説明するのに、かなりのページ数を取られている。そのわりには驚くほどのトリックではないのでな少し物足りない。
『世界短編傑作集2』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 三篇連続で機械トリックのネタ。自分はつくづくこういった、物理トリックには興味が無いことがわかった。だけど、ラストに意外な展開が待っていて(今となっては古典的なネタだけど)それは面白かった。
『世界短編傑作集2』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 とにかくゴルフ用語が沢山出てきてそれらの解説が無いので(新版にはあるかも)途中の経過がわからないことばかりだった。
『世界短編傑作集2』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 子供のころ、推理クイズの本が大好きで何冊も読んでいた。その手の子供向けの本は有名なミステリからネタを持ってきている物が多く、ネタばらしの被害にあっていた。この作品も子供のころに既に知って…
『世界短編傑作集2』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 『刑事コロンボ』などで有名な、いわゆる倒叙推理物です。探偵役のソーンダイク博士が科学的な捜査を駆使して犯人を捕まえるのだけど、都合の良い偶然(兇器の発見とか)があったりしたので少し物足り…
『世界短編傑作集2』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 障害のある病人が関わっているある意味タブーなミステリといった感じ。親切心を逆手に取った凶悪な事件である。
『世界短編傑作集1』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 無理目の犯罪をなかなかしっかりとまとめてあると思う。
『世界短編傑作集1』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 いわゆる探偵小説のパロディのような作品。当時のロシアの社会がどのような感じかわからないので、状況がつかみにくかった。
『世界短編傑作集1』編:江戸川乱歩 創元推理文庫 所収 あり得ないほど間抜けなくせにプライドだけは異様に高い刑事。彼が捜査している盗難事件のトンチンカンな報告書から、事件の真相を読み取る警部の話し。コミカルな古典と言う感じだった。
ハロウィンパーティーがどんな物かピンとこないせいもあるかもしれないけど、何かごちゃごちゃとして、状況がわかりにくい話しだった。クイーンの長編を読んだときにはそんな印象は一度もないので、これは訳が悪いのではないか? この作品に限らず、このアン…
いわゆる、「無垢に見える子供の犯罪」タイプの小説。剃刀の仕込まれたチョコバーを誰かが、食べてしまうのかと思いそれを想像するのが恐かった。作中では大事に至らずほっとした。
ハロウィンはあまり関係ない話し。吸血鬼の正体もさほど面白いわけではないと思う。
ちと無理がありすぎる話しかな。訳が良くないように感じられるのは勘違いか?
ダイイングメッセージ的な内容の話しはよほど注意して書かないとわざとらしい物になってしまう。これはギリギリかな… プルトニウム=ハロウィーン(悪の勢力が広まる日)というところがうまい。
謎がはっきり提示されない、何となく不安なタイプの小品。若さへの憧憬が少し含まれているくらいで、それほど出来がいいわけでもないと思う。
因縁のある人形の話しをちょっと変則的に書いた小品。
この作品は元々『異形コレクションXVI「帰還」』に納められていた一編。倉坂鬼一郎の作品は初期作品をいくつかは読んでいたがこれは久しぶりに読んだ作品。しかし彼らしいオーソドックスな作風の怪奇小説で安心した。 ある男が何年かぶりに自分の生まれ故郷…