「チェックメイト」Checkmate
サミュエル・W・テーラー Samuel W. Taylor
『世界ショートショート傑作選1』 編:各務三郎 講談社文庫 所収
短くても文学的な作品だと思う。意外な結末や、恐怖だけがショートショートでない好例。
『世界ショートショート傑作選1』 編:各務三郎 講談社文庫
世界ショートショート傑作選〈1〉 (1978年) (講談社文庫)
- 作者: 各務三郎,ナメ川コーイチ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1978/11/15
- メディア: 文庫
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"World's Fascinating Short Short Stories 1"
クライム & ミステリ
- 「走れ、ウィリー」Run, Willie Run ☆☆☆
ヘンリー・スレッサー Henry Slesar - 「失礼、番号ちがい -ではありません」Sorry, Right Number ☆☆☆
チャールズ・アインスタイン Charles Einstein - 「五人目の客」Fifth Head ☆☆☆
G・G・フィックリング G. G. Fickling - 「とんだ災難」I Never Felt Better ☆☆☆
ジェームズ・M・アルマン James M. Ullman - 「チェックメイト」Checkmate ☆☆☆
サミュエル・W・テーラー Samuel W. Taylor - 「死刑囚監房」Peter Fereney's Death Cell ☆☆☆
W・P・マッギヴァーン W. P. McGivern - 「危険な曲り角」Around Any Turn ☆☆
ジム・ボズワース Jim Bosworth - 「心あたたまる記事」A Good Little Feature ☆☆
M・C・ブラックマン M. C. Blackman - 「名人気質」King of the Meat Cleaners
ロン・スティーヴンス - 「拝啓 ケスター様」I am Not a Thief, Mr. Kester
ギルバート・ラルストン Gilbert Ralston - 「宇宙探偵小説作法」Space-Crime Continum
H・F・エリス H. F. Ellis - 「ミニー伯母さんと事後従犯者」Aunt Minnie and the Accessory After the Fact
サミュエル・ホプキンス・アダムス Samuel Hopkins Adams - 「ツグミの巣」The Catbird Nest
ヒュー・H・ケーヴ Hugh H. Cave - 「黒板に百回」A Hundred Times
シド・ホフ Syd Hoff - 「では、ここで懐かしい原型を…」Meanwhile, Back at the Bromide
ロバート・シェクリイ Robert Sheckley - 「特別サービス」Pick-Up
エド・レイシイ Ed Lacy
怪奇 & 幻想
- 「風のなかのジェレミイ」Jeremy in the Wind
ナイジェル・ニール Nigel Nigel - 「浮遊術」Levitation
ジョセフ・ペイン・ブレナン Joseph Payne Brennan - 「夢の家」La Maison
アンドレ・モーロワ Andre Maurois - 「2000年」The Year 2000
ロバート・アバーナシイ Robert Abernathy - 「深夜特急」Midnight Express
アルフレッド・ノイズ Alfred Noyes - 「ふるさと遠く」Far from Home
ウォルター・S・テヴィス Walter S. Tevis - 「ルーシーがいるから」Lucy Comes to Stay
ロバート・ブロック Robert Bloch - 「一ドル九十八セント」$1.98
アーサー・ポージス Arthur Porges - 「遅すぎた来訪」Are You Too Late or Was I Too Early
ジョン・コリア John Collier - 「ふだんの一日」One of Those Days
ウイリアム・F・ノーラン William F. Nolan - 「選択」The Choice
W・ヒルトン=ヤング Wayland Hilton-Young - 「ヒューマニスト」Humanist
ロマン・ギャリー Romain Gary - 「金色の霧」The Mist
ピーター・カーター Peter Cartur - 「メリー・クリスマス」Someone in the Lift
L・P・ハートリー L. P. Hartley
コント
- 「人生の楽しみ」Scared to Life
オルガ・ロズマニス Olga L. RosmanithTr:石田章 - 「蛇踊り」Snake Dance
コーリー・フォード Corey Ford - 「昨日は美しかった」Yesterday Was Beautiful
ロアルド・ダール Roald Dahl - 「ゲームは公平に」Fair Game
テリー・サザーン Terry Southern - 「脚光」Spotlight バッド・シュールバーグ
Budd Schulberg - 「赤色の悪夢」Nightmare in Red
フレドリック・ブラウン
Fredric Brown - 「オスカー賞の夜」Crybab
ジョン・マクレーン John MaclaenTr:石田章 - 「時間厳守」On Time
ジョン・オハラ John O'Hara - 「ヒーロー退場」Exit for a Hero
ジェラルド・ミゲットTr:竹内俊夫 - 「虹ます」The Trout
ショーン・オフェイラン Sean O'Faolain - 「わかれ」A See You Never
レイ・ブラッドベリ Ray Bradbury - 「ライター」The Man Who Had No Eyes
マッキンレイ・カンター MacKinlay Kantor - 解説 各務三郎
内容
短軽妙で洒脱な小さな物語のなかに感じる人生――ときにはうれしく、ときにははかなく、ときには悲しく…
世界じゅうで無数に書かれた作品群のなかから、深い味わいを持つ佳作を各務三郎が精選したショートショート・アンソロジー1。本巻には珠玉の42編を収録。
「とんだ災難」I Never Felt Better ジェームズ・M・アルマン James M. Ullman
『世界ショートショート傑作選1』 編:各務三郎 講談社文庫 所収
ジョン・コリアの短篇に似たような作品があったような。そちらの方がうまかったかな。
「五人目の客」Fifth Head G・G・フィックリング G. G. Fickling
『世界ショートショート傑作選1』 編:各務三郎 講談社文庫 所収
タイトルが引っかけになってる。
「失礼、番号ちがい -ではありません」Sorry, Right Number チャールズ・アインスタイン Charles Einstein
『世界ショートショート傑作選1』 編:各務三郎 講談社文庫 所収
古い電話のシステムを使った小品。悪くはない。
「走れ、ウィリー」Run, Willie Run ヘンリー・スレッサー Henry Slesar
『世界ショートショート傑作選1』 編:各務三郎 講談社文庫 所収
各務三郎が解説で引用している、リチャード・バーブライトによるシュートショートの定義。「…物語のなかに閃光の人生をかいまみせながら…」というのを代表する作品ではある。
『世界短編傑作集4』 編:江戸川乱歩 創元推理文庫
- 作者: E.ヘミングウェイ,江戸川乱歩
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1961/04/07
- メディア: 文庫
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"Great Short Stories of Detection 4"
- 「殺人者」The Killers ☆☆☆
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway - 「三死人」Three Dead Men
イーデン・フィルポッツ Eden Phillpotts - 「スペードという男」A Man Called Spade
ダシール・ハメット Dashiell Hammett - 「キ印ぞろいのお茶の会の冒険」The Mad Tea Party
エラリイ・クイーン Ellery Queen - 「信・望・愛」Faith, Hope and Charity
アーヴィン・S・コッブ Irvin S. Cobb - 「オッターモール氏の手」The Hands of Mr. Ottermole
トマス・バーク Thomas Burke - 「いかさま賭博」The Mud's Game
レスリー・チャータリス Leslie Charteris - 「疑惑」Suspicion
ドロシイ・L・セイヤーズ Dorothy L. Sayers - 「銀の仮面」The Silver Mask
ヒュー・ウォルポール Hugh Walpole - 解説 推理短編の展開 その四 中島河太郎
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内容
短編は推理小説の粋である。その中から珠玉の傑作を年代順に集成したアンソロジー。4には、ヘミングウェイの「殺人者」に始まって、フィルポッツ「三死人」、ハメット「スペードという男」、クイーン「キ印ぞろいのお茶の会の冒険」、コッブ「信・望・愛」、バーク「オッターモール氏の手」、チャーテリス「いかさま賭博」、セイヤーズ「疑惑」、ウォルポール「銀の仮面」の九編。全編に江戸川乱歩の解説、全巻末には中島河太郎の短編推理小説史を付した。