2008-10-24から1日間の記事一覧

「終わりの日」"The Last Day" リチャード・マシスン 安野玲:訳

『地球最後の男』など、終末物で有名なマシスンの極めて感動的な終末もの。世界が終わるときに、どう終わりを迎えるのか? 結局男の発想としては、母性に包まれて迎えるしかないと言うわけです。

「父さんもどき」"The Father-Thing" フィリップ・K・ディック 大森望:訳

ボディースナッチャーVS.子供。アメリカの赤狩り時代の狂想。

「ひる」"The Leech" ロバート・シェクリイ 浅倉久志:訳

寓話的な面白さは、いささか古い感じもするけど、”ひる”の存在が面白く、オチも効いているし、恐さもたっぷりある。

「初めの終わり」"The End of the Beginning" レイ・ブラッドベリ 中村融:訳

ブラッドベリのライトサイドを恥ずかしげもなく出した作品。しみじみといい。

『20世紀SF 2 1950年代 初めの終わり』編:中村融&山岸真 河出文庫

20世紀SF〈2〉1950年代―初めの終わり (河出文庫)作者: レイブラッドベリ,フィリップ・K.ディック,リチャードマシスン,ゼナヘンダースン,ロバートシェクリイ,中村融,山岸真,Ray Bradbury,Philip K. Dick,Robert Sheckley出版社/メーカー: 河出書房新社発売日:…