「生きている家」"The House Dutiful" ウィリアム・テン

訳:小尾芙佐
 家はまさにいきているかのような家で、いわゆるお化け屋敷的な怪談のような感じで始まるのだけど、さすがSF作品だけあって、後にあっと驚く展開をもってくる。それも個人的なレベルの問題だけでなく、全世界を巻き込む辺りも面白い。怖さも怪談的怖さでなくSF的怖さだ。