「消されし時を求めて」"The Search" A・E・ヴァン・ヴォート

訳:伊藤典夫
『宇宙船ビーグル号』や『非Aの世界』で有名なA・E・ヴァン・ヴォート(A・E・ヴァン・ヴォクト)の作品は初めて読みます。奇想で知られる作家なので期待して読んだ。
 なるほど単なる時間SFでは終わらず、「蓋然世界」とか「不死宮」とか、そんな空想世界を作り出して圧倒的です。これが第二次大戦中に書かれていたと思うとすごい。爆発的な想像力です。
でも、それ故に難しくて、半分くらいしか理解できなかった。